兎の内臓が
いくつか置かれている。
これは大変美味しいのだと、
誰かが云う。
私は兎が毛を剥がれて
解体されるシーンを思う。
不思議と生々しくなく、
血の一滴すらこぼれない情景。
音のない演奏会、
役者のない芝居
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兎の内臓
『LSD』
笹井宏之
http://www.bookpark.ne.jp/cm/utnh/detail.asp?select_id=59